スペシャルティコーヒー(2)
前のスペシャルティコーヒーの記事では生産環境やトレーサビリティ(追跡性)について書きましたが、今回はコーヒー界における位置付けについてちょっと紹介です。
コーヒーピラミッド
コーヒーのランク付けを表現したものとしてコーヒーピラミッドというものがあります。生産国におけるコーヒーの品質を競う審査会(COE)や全日本スペシャルティ協会(SCAJ)の評価基準により行うカッピングより決められます。
下図のように評価点80点以上を得たコーヒーがスペシャルティコーヒーと呼ばれ、コーヒー流通全体の約5%しかありません。当店では、このスペシャルティコーヒーを専門に取り扱っています。
次に”プレミアムコーヒー”と呼ばれるブランド銘柄群などがあります。有名なブルーマウンテンやハワイコナなどの限定地域で少量生産の希少価値が高い豆もこのランクになります。
その下に”コマーシャル(コモディティ)コーヒー”というランクがあり、このランクが流通の半数を占め、スーパーなどで販売されているレギュラーコーヒーやチェーン店などで特記されていないようなコーヒーがこのランクになると思います。
そして、缶コーヒーやインスタントコーヒー、他に安価なレギュラーコーヒーなどが"ローグレードコーヒー”と呼ばれるランクになります。
スペシャルティコーヒーの内訳
スペシャルティコーヒーは評価点80点以上と書きましたが、その中でも評価点により更に段階分けされます。80点以上となるスペシャルティコーヒーで十分すごいことなのですが、85点以上のトップスペシャルティコーヒーでCOE(カップオブエクセレンス)の受賞レベル、さらに88点以上はトップオブトップと位置付けられ審査会のトップ10レベルになるとのことです。
トップオブトップは評価にたがわず高価ですが、お目にかかるのもなかなかレアですので、見かけた際は、ご興味があれば試してみるのも面白いかもしれません。
0コメント